プロジェクト概要

祈りのツリー。それは、参加するデザイナーみんなの祈りが、東北の子どもたちみんなの祈りが、ひとつひとつのオーナメントになって輝くクリスマスツリーです。

祈りのツリープロジェクトからのメッセージ 被災地の子どもたちの笑顔のために、デザインにできることはなんだろう?

2011年、2012年、2013年、2014年ユニセフ祈りのツリープロジェクトには、
会社や大学の壁を超えて、延べ3300人を超えるデザイナーが集まりました。
そして、その想いは、オーナメントになり、都内で飾られると同時に、
東北の子どもたちのもとに届けられました。
特に、復興屋台村 気仙沼横丁に誕生した祈りのビッグツリーは、復興のシンボルになりました。
また、延べ200人以上のデザイナーや美大生が、ボランティアとして参加した、
東北の子どもたち自身によるオーナメントづくりでは、
「なにかを自分でつくる」というかけがえのない経験を、子どもたちに届けることができました。
「東北の子どもたちの笑顔のために、デザインにできることはなんだろう?」
2015年も、その想いは変わりません。

日本ユニセフ協会からのメッセージ 気仙沼のクリスマスは、2015年も、子どもたちの祈りと願いが輝きます。

「ここ真っ暗だったんですよ。もう本当に真っ暗。灯りが付いた時の感動って…。本当に涙が出ました」

2011年12月3日(土)午後5時すぎ。復興屋台村気仙沼横丁に登場した「祈りのビッグツリー」は、当時、まだ暗闇に包まれていた気仙沼港に温かな光を灯し、全てを失った屋台村の店主の方々に勇気を与え、オーナメントづくりに参加した子どもたちやツリーをご覧になった方々に、笑顔と温もりを届けました。

以来、のべ3千人もの全国の方々から寄せられた手作オーナメントで飾られてきた「祈りのツリー」は、震災から4度目のクリスマスを迎えた昨年、気仙沼の子どもたち350人が復興への願いを込めて作ったオーナメントで飾られました。

「あの日」から4年半が経ち、気仙沼でも復興に向けた土木工事が本格化しています。屋台村が建つ場所で今年着手される予定だった区画整理工事も、来年には始まりそうです。今年が「復興屋台村 気仙沼横丁」の、最後のクリスマスになりそうです。

あの年のクリスマス、真っ暗闇の気仙沼港に温かな光を灯した高さ8mの「きずなの塔」につくられた「祈りのツリー」も、この5年の間に、気仙沼港一帯を彩る壮大なイルミネーションの一部となりました。当初、全国の方々から被災地の子どもたちへの応援のメッセージを届けた「祈りのツリー」も、被災地の子どもたちの復興への思いや夢で飾られた“希望のツリー”となって、今年、その役目を終えます。

その名の通り「きずなの塔」が足掛け5年の間繋いできた日本全国と被災地の“絆”と、次のステップに進まれようとしている気仙沼の方々の思いが込められた「祈りのツリー」は、11月29日(日)に登場します。

ユニセフ「祈りのツリーProject」にご参加・ご協力いただいたみなさま、そしてプロジェクトを応援してくださったみなさまに、心より感謝申し上げます。

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